アタックSPB工法が凄い理由!クラックの補修
これまで数十年にも渡り、0.3mm以上の動きのあるひび割れには、Uカットシール充填工法が使用されてきました!
現在も大規模改修の施工では主流です。
https://www.nakayama-saiko.com/knowledge/under/ucut
しかし私は昔からこの工法が納得出来ませんでした!
① シールの上に数ミリのポリマーセメントが乗ること。
シールは伸縮性があるので、将来的な事を考えると必ず数ミリのポリマーセメントは割れると思う。
② 乾燥を含めるとその日で補修から塗装が出来ないため、コストが高い。
2mほどのひび割れを補修しに行ったとして、2〜3日の施工がかかる。
アタックSPB工法はこの①、②を効率良くし、低コストと長持ち!という2点を確立させました。
0.3mm以上のひび割れ
Uカット
先ず、ひび割れをUカットする所迄は同じです。
そこからが違います!
樹脂ペースト塗布
ひび割れに水性エポキシ樹脂とセメントと配合した樹脂ペーストを塗布し、ひび割れの隙間に浸透させていきます!
弊社が愛用している樹脂は、浸透性の水性エポキシ樹脂!
水性ですのでセメントとの相性も抜群!
この樹脂の成分はは細分子化構造(ナンノレベル)ですので、かなり細かい所まで浸透していきます。
YouTubeを参考に!
樹脂モルタルで成形
樹脂ペーストが約1時間ほどで乾燥します。
乾燥したら、次に凹み箇所を均すように樹脂モルタルで成形します。
この樹脂モルタルが本当に凄い‼️
バサルトチョップトストランド
モルタルだけでしたら、振動や衝撃などで割れる確立が高いです。
前に述べた樹脂ペーストに、バサルトの繊維をカットしたバサルトチョップトストランド樹脂に混ぜます。
メーカーさんに、バサルト繊維を特殊な技術で3mm、6mm、9mm特殊カットして頂きました。
これにより、バサルト繊維が樹脂と混ぜた時に均等に分散して混ざる事が確立しました。
そして骨材に南アフリカ産バーミキュライトを使用する事により、強度も保ち軽量化を確立。
これらを加え、アタックSPB工法に使用している樹脂モルタルが完成しました。
通常の亀裂には、この樹脂モルタルを使用しています。
そして樹脂モルタルは3時間〜4時間で指触乾燥します。
(気温により乾燥時間はことなります。)
完全硬化には16時間要しますが、この指触乾燥の時点で上に塗り重ねる事が可能になりますので、その日に塗装をする事が可能です。
旧塗膜と肌を合わせます。
(パターン調整または下地素地調整)
最後にトップコートを塗り、完成です。
アタックSPB亀裂充填充填工法