アタックSPB工法 施工例
今回はベランダの天井から雨漏りするという事で現場調査に行かせて頂き、見積を提出したら直ぐに着工して頂きたいという事で、2日後に天井のケイカル板を剥がしに行きました。
施工前
天井のケイカル板を剥がしたら、塩ビのジョイント部が破れていました。
これは昭和50年代〜60年代ぐらいの建物によく見られるという例で、鉄の菅に塩ビの菅で繋いでいる訳ですが、その鉄の菅が錆びて膨張したので塩ビの菅に負担がかかり破れたと推測されます。
上の階から水を流して状況を確認したら、やはり破れた部分から水が流れ出てきました。
修復として、初めにプライマーを塗布後に樹脂ペーストを塗布し、乾かない間にバサルトメッシュを破れた箇所に貼りました。
そしてバサルトメッシュの目を詰める為に、もう一度樹脂ペーストを塗布。
30分程で乾燥します。
その次に上の鉄の菅と塩ビのジョイント部分とバサルトメッシュを貼った部分に、バサルト繊維配合の樹脂ペーストを塗布します。
これが乾いてから再度、上の階から水を流してテストをしました。
16リットルの水を流して頂きましたが、何の問題もなく水が流れ出てくる事はありませんでした。
この段階で塩ビの上にセメントを塗って今後大丈夫なのか?と質問を頂きますが、樹脂ペーストは塩ビの上には密着します。
これを確認しましたので天井のケイカル板を新たに張り、再塗装して施工は完了しました。